幼児の特性を大切に 活力・創造力を育成する 魅力ある幼稚園
さくら幼稚園の新入園児の皆さん、おはようございます。
皆さんご入園おめでとうございます。
今日は入園式といって、皆さんが今日からさくら幼稚園の園児になるので、先生たちが皆さんや皆さんの御家族の方をお迎えする日です。
これから幼稚園で色々な事を教わりますので、お話する人の目を見てお話をよく聞いて下さい。
色々なことが徐々にできるようになって楽しくなるはずです。
これから、皆さんの保護者の方にお話をしますので、静かに聞いてもらえますか?
わかった人は「はい」と返事をして下さい。
保護者の皆様、お子様のご入園を心よりお喜び申し上げます。
長い方で3年間、短い方で2年間の幼稚園生活を、さくら幼稚園で送って頂きますが、この時期の重要さを一緒に学んでいきたいと思います。
昨年12月に制定された新教育基本法では、幼児期の教育は「生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものである」と謳われています。
さくら幼稚園を卒園され、既に大学生になられた方のお母さんに最近偶然お会いする機会があり、色々伺うことができました。
その方は、「この年代でしかできないこと」や「この年代でやらなければならないこと」がさくら幼稚園にはたくさんあったとわが子の思い出をなつかしく話されていました。
この点を心に留めて、お子様の自立をサポートして頂くようにお願い致します。
1970年代以降の考え方の変化の影響を受けて育った、保護者の皆様は偏差値教育にも巻き込まれ、子育てに関してもいくつかの誤解を持たれているとの報告があります。
例えば、「しつけ」といって子どもに「おしつけ」をして、支配的すぎたり、「個性」と称して身勝手なことを許したり放任することがあげられています。
お子様の将来の事を考えると、この点についても自問自答しなければならないでしょう。
「あの時にはやはりこれが大切だった。」、「あの時にこれをやっておいてよかった。」と、後で振り返ったときに思い出深い時間を作って頂ければと願います。
最後にお子様よりも保護者ご自信の方が緊張するかもしれませんが、今までご家庭で行ってきた事を信じて、これからともにお子様のご成長を期待してゆきましょう。
新入園児の皆さん、とてもよく聞いてくれてありがとうございました。
以上で第58回さくら幼稚園の入園式の園長あいさつとさせて頂きます。