国際交流活動

幅広い視野の確立のために幼児期より異文化に触れる二本の大きな柱を設けています。

From Child Education August 1997


イギリスの幼児園との文化交流は、以前購読していたイギリスの教育雑誌 Child Education への投書から始まりました。記事は左の通りです。
これは単なる英語を覚える事を目的にしているのではなく、子供たち同士、または子育て事情や教育事情などのニュースやアイデアの交換をねらいとしています。
イギリスの幼稚園から送られてくる作品や写真はとてもめずらしく、日本で手に入らない素材も作品には使われていて興味津々です。

当園から送る作品や楽器演奏や合唱のテープなどをイギリスの幼稚園の子供たちや先生は楽しみにしてくれています。

子供たちにとても興味のある話題はやはりアニメや映画などです。ポケモンはイギリスでも人気があり、イギリスの機関車トーマスや小説ハリーポッターは日本の子供たちにもよく知られています。


この交流のおかげで、子供たちは実際にイギリスの同年代の子供たちが、どういう事を行なって、どういうものを作って、どういう本を読んでいるのか目で確かめられます。
イギリスの幼稚園の子供たちや先生にとっても貴重な経験になっているという報告が毎回届いています。

外国の人との交流



毎年、当園に外国の人を招いて園児の皆さんと触れ合ってもらっています。(写真はHallowe’en にちなんでTrick or Treatを行なっているところ)
この活動を始めた理由には、園児たちの将来に託した夢があります。
それは、将来困っている人に気づいたら国籍にかかわらず、はずかしがらず声をかけてあげてほしいということです。
身近には、外国語特に英語を勉強する機会はたくさんあります。しかし実際に困っている外国人がいても見て見ぬふりをして通り過ぎてしまう人が多いのではないでしょうか。
使えない語学学習よりは、人の役に立ってあげるという気持ちのほうがコミュニケーションはとれやすいはずです。

私はシドニーのRoyal Northshore Hospital という病院で、始めての子の出産に立ち会う機会がありました。
そのときにいろいろな人のお世話になり、赤ん坊を妻と二人で育てているときも近所の人たちにとても親切にしてもらいました。
子供が歩くころになり公園に連れて行くと、親切な子供が寄ってきてわが子に声をかけてくれたり、手をとって遊具の方へ導いてくれました。子供の世界では言語は必要なく、共同作業がなりたっていました。

先進国のほとんどが多民族国家になっています。
当園のある熊谷市にも生活する外国人の方々がいらっしゃいます。
今までに招いた方の出身国は、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、中国、ペルー、ルーマニアです。
今後もこの活動を推進してゆきます。